路上脱出ストーリー


Aさん(62歳)

地元で失業してしまって、静岡市内なら仕事が見つかるのでは、とここに来ました。
でも仕事は得られず、貯金も底をつき、公園に寝泊まりするようになりました。「住所もないし、仕事もない私はどうすればいいんだろう?」と途方に暮れていたとき、「しずパト」に出合ったのです。それからは「しずパト」が公園に来るたびに、親しく話をするようになりました。その後、体調を崩してしまったとき、「しずパト」の人たちから生活保護を受給して治療するようにと勧められました。
「人の世話にはなりたくない」と最初は断ったのですが、「誰にでも平等に生きる権利があるんだよ」と根気強く説得してくれたおかげで保護を受け、アパートに入る決意が出来ました。今は「しずパト」のメンバーとしてパトロールの活動を行っています。
大変なときは強がらず、助けてもらっていいんですね。


笹沼弘志さん(野宿者のための静岡パトロール(しずパト)代表)

失業して収入もなく、日々の食事に事欠き、公園や地下道での生活を余儀なくされている人がこの静岡にも大勢います。
多くは50代、60代半ばの、この日本を支えてきた人たちです。憲法は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障し、生活保護を受給したり、安定した仕事や住まいを確保することを国や自治体に義務づけています。「しずパト」では、野宿を強いられている人たちが社会から排除されることがないよう、さまざまな支援をしています。
生活保護受給や住まいを確保するための手伝いや仲間づくり、地域での居場所づくりなど、必要に応じた活動を行っています。
「しずパト」に参加して仲間たちと話してみませんか。

野宿者のための静岡パトロール(しずパト)

毎月第2金曜日の夜に駅や公園に暮らす人たちを訪問する「定例パトロール」を行っています。野宿生活を強いられている人たちなど生活困窮者への相談援助、野宿を脱してアパート暮らしをしている人たちの当事者団体などを運営しています。
ボランティアも募集しています。


メール相談/ebhsasa@ipc.shizuoka.ac.jp


生活保護申請ストーリー


自分では申請ができない。そんな方をサポート

自分一人で生活保護などの制度を申請するのはハードルが高いという人は、県内のNPOに気軽に相談してみましょう。


Bさん(85歳)

「ネットワーク会員の方々が親身になって相談に乗ってくれました」
息子と孫の3人で暮らしています。数年前、重度障害のある孫が入院し、その看病で息子は自営の仕事ができなくなってしまいました。収入がなくなり、家賃も滞る状況の中、「死んでしまいたい」とまで思い詰めました。そんなとき、「生活保護ネットワーク静岡」のチラシで生活保護のことを知ったんです。 でも私は「生活保護」に対する抵抗感が強く、連絡するまでものすごく迷いました。
思い切って電話すると、ものすごく親身に相談に乗ってくれて、足が悪くて申請に行かれない私に代わって、別居している娘と一緒に司法書士の先生が役所へ行き、申請を手伝ってくれました。車を手放さないといけないと思っていましたが、息子の仕事上、車が必須なことを理解してくださり、処分せずに済みました。
今は孫も退院し、息子も仕事に復帰できたので、生活保護は受けていません。
息子と孫との穏やかな日常が戻ってきたことに感謝しています。

生活保護支援ネットワーク静岡

054-636-8611

業務時間/平日9:00〜17:00 ※土曜・日曜・祝日及び年末年始を除く