事例2:子どもの育ちを地域でサポートする「森の自由研究おたすけ隊」

命を育むことは、未来の礎になる

活動データ

  • 実施回数(頻度):年1回
  • 利用者数:約160名
  • 取組に関わる人員:50名(主な職種:ケアワーカ ー、保育士、相談員、栄養士、看護師、事務員他)
  • ボランティア人数:34名
  • 取組に係る経費:254,100円

担当者コメント

昨今、社会福祉法人に求められている慈善事業とは、社会福祉法人と地域住民が、それぞれの強みを活かした協働によって地域全体をエンパワメントする取組です。森の自田研究おたすけ隊は、誠信会と地域の方々が協力し合い、子どもが持っている力を伸ばし、強めることができました。今後も公益的な取り組みによって福祉向上の一翼を担いたいと思います。(坂間多加志)

取り組みに至った背景や経緯、準備期間等

「子どもの育ちを地域でサポートする」をコンセプトに、市内の小学生が、当法人の介護1・障害2・児童養護1の計4施設がある「ふじふくしの里」で自然観察や夏休みの学習などを応援する取組を、富士市・富士市内の企業・各種団体・個人・学生ボランティアなど多くの方々の協力をいただき、約半年の準備期間を経て開催した。

親と離れて自然豊かな環境で他の学校の子どもたちと一緒に体験活動をすることで、子ども同士が協調する力を高めたり、達成する喜びを得たりする機会を提供したいと考えた。

また普段は福祉とはあまり関わりのない子どもたちが、福祉施設のある場所で楽しく学び遊ぶことで、「私たちには関係がない」と思われがちな福祉のイメージを変え、将来の福祉人材の確保につなげたいと考えた。

取組内容

法人内組織である広報委員会で、2〜5年目の若い職員が主となって企画をした。柔軟な発想を大切にし、それぞれのブースは、市内の企業や高校生ボランティア、個人、団体、市役所、教育委員会の協力を得て行った。開催案内の配付は、教育委員会と各学校の協力を得て、市内すべての小学生に届けることができた。

「森の自然観察~自然と遊ぼう~(富士自然観察の会)」、「お茶について学ぼう~オール・マイ・ティー(茶)〜(JA富士市営農企画課)」、「みっけ!~植物で絵を描こう~(森 万里江)」、「ロケットを飛ばそう!(ボーイスカウト富士11団)」、「料理のカロリ一を調べ~カレーライスはプリン何個分?~(富士市食育推進室)」、「竹細工(やまぼうし)」、「夏休みの宿題手伝います!」の7つのブースを設け子ども一人ひとりが、関心の高いブースを選択して応募できるようにすることで、大勢の子どもを一気に受け入れられるようにした。

法人内の事業所にブースの運営の担当を割り振り、仕事と責任を分散させたことで、小さな負担で大きな成果をあげることができた。

取組の成果や課題

市内の小学生等約160人が参加した。閉会式の体験発表で、子どもたちが新しい学びがあったことや家ではなかなかできない宿題ができたことを嬉しそうに語る姿から、子どもたちが達成の喜びによって持っている力をさらに伸ばしたり、地元産業や地域活動等の学んだことへの愛着を深めたりする様子が見えた。

また、保護者から「職員の印象が良く、とても優しかったので安心して子どもを預けることができた」という意見をいただいたり、子どもたちや協力していただいた方々から自然溢れる「ふじふくしの里」の環境を称賛する声を聴くことができたりしたことから、福祉のイメージを変えるという目的を果たすことができたと考えている。

子どもたちの笑顔と弾む声が最後まで続いたことが、私たちの取組に対する評価であり、今後も内容を高めながら継続していこうと改めて感じた。

理事長コメント

誠信会は、狩野川台風(昭和33年)の災害孤児のため、児童養護施設を設立したことに始まります。人の本質的な幸福は、子どもの笑顔であり、命を育むことは、未来の礎になると考えます。しかし、少子高齢化による家族機能の低下は、地域に「子どもが健やかに育つ環境づくり」という新たな課題を生みだしました。誠信会では、この課題に対し「子育てに優しい地域」を目指した取組をおこなってまいります。(長谷川文徳 理事長)

団体詳細

法人名 社会福祉法人誠信会
本部所在地 静岡県富士市比奈1354
法人理念 群生和楽~すべての人々の幸福のため~
認可年月日 昭和40年2月22日
経営施設種別 児童・高齢・障害
事業内容 児童養護施設、小規模保育所、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、小規模多機能型居宅介護施設、障害者支援施設、障害者グループホーム、障害者生活介護施設、放課後等デイサービス、地域生活支援センター、障害者就業・生活支援センター、地域包括支援センター、児童家庭支援センター
職員数(パート含) 313名
年間収益(法人全体) 1,601百万円
掲載以外に実施している公益的な取組 居場所ちゃ畑、サポーター制度、児童クラブとのふれあい交流会
連絡先 担当者 坂間多加志
TEL 0545-38-1941
FAX 0545-34-4408
Email jimukyoku@seishinkai.info
URL http://www.seishinkai.info/