事例5:引きこもりの方や心を病む人たちのための居場所「レタスクラブ」

ここにいてもいいんだ

活動データ

生きづらさを抱え、行き場がないと思っている人が、ぶらりと立ち寄り、仲間を見出し、安心して過ごせる場を提供しています。毎日10名位の人が利用中。

  • 実施回数(頻度):月曜日~金曜日(5日/週)
  • 利用者数:10名
  • 取組に関わる人員:専従スタッフ(精神保健福祉士)1名、非常勤職員3名
  • ボランティア人数:なし
  • 取組に係る経費:活動収益4,592,317円、活動費用6,378,130円(2017年3月末)

担当者コメント

私たちにとって自分の居場所があるのはとても大切なことだと思います。「人と接すること話すこと」がどれほど自立にとって重要なことであるかを学ばせて頂いています。今後の課題は、ご利用者がここから今一歩、外へ踏み出して行けるようになることです。生活の自立・仕事・苦手なことの克服などのため、相談支援事業所をはじめ、その他の事業所や、行政機関などとも密に連携して、支援していきたく思います。(藤原信了)

取り組みに至った背景や経緯、準備期間等

吉田町の地域活動支援センターは、以前は当法人が受託して別の事業を運営していたが、その事業を障害者福祉サービスヘ移行させることにし、新しい活動内容について約1年間吉田町と話し合った。

引きこもりの人が多い現状や、総合病院精神科のデイサービスも閉鎖になった状況等をかんがみ、「心を病む人たちのための居場所づくり」を提案したところ、吉田町は快諾し、名前も「レタスクラブ」と命名して、運営を当法人に委託して開始することになった。

2010年(平成22年)10月、吉田町が発注した「障害者自立支援施設・あつまリーナ」の工事が完成し、レタスクラブを含む当法人の6つの事業がこの建物の中で活動を始めることになった。

取組内容

初めの3年間は、開催日も週2日。数名のこ利用者に対し、非常勤の男性1名が対応し、話を聴く、散歩するなどのんびり過ごしていた。3年目には非常勤職員1名増。4年目には、精神保健福祉士の資格をもつ正規職員が加わり、開設日も月曜から金曜までの毎日となった。

現在のご利用者は、平均、毎日10人程度。内容は、①「当事者研究」と呼ばれる話し合い(自らが自分の障害について自己紹介し、お互いに病気の特性を学び合ったり、悩みを分かち合う共同作業)②中庭の散歩③海岸のごみ拾いやカーブミラ一清掃などの社会奉仕④施設訪問⑤料理作り⑥ゲーム⑦スポ一ツ大会への参加など。

但し、何よりも、くつろいで過こすことを最優先させています。お互いの欠点を指摘し合うのではなく、良いところに着目して、お腹の底から笑い合えるような支援を心がけています。

取組の成果や課題

成果としては、①「人が怖い」と言っていた方が、自ら進んで他のご利用者を慰めたり、励ましたりするようになった。②長く引きこもっていた方が、最近近所の人から、「明るくなったね」と言われた。③数名ではあるが、作業所へ通うようになった人もいる。今後の課題としては、ここ「レタスクラブ」で安らぎを惑じ、自信を取り戻すと同時に、ここから出て、今一歩社会参加できるように適切な支援をしていくこと。

理事長コメント

「レタスクラブ」を訪れると、温かい雰囲気や、ゆったりした時間の流れを感じて、心が癒されます。運営的には厳しいですが、ここは必要な場所だと思うので、一人一人の成長を信じて、応援したく思います。今後は、いろいろな人たちの力や知恵もお借りして、さらに有意義な支援ができるよう工夫したいです。(長澤道子 理事長)

団体詳細

法人名 社会福祉法人牧ノ原やまばと学園
本部所在地 静岡県牧之原市坂部2151-2
法人理念 ともに生きる~ご利用者とともに、 職員とともに、 地域の人々とともに~
認可年月日 1979年4月12日(1970年に聖隷福祉事業団の名前を借りて最初の施設開設)
経営施設種別 障害者支援施設(2) 、生活介護(4) 、就労継続A型(1) 、就労継続B型(7) 就労移行支援(1) 、共同生活援助(3) 、地域生活支援(1) 、相談支援(1) 、介護老人福祉施設(短期入所含む)(1)、地域密着型介護老人福祉施設(1) 、養護老人ホーム(2) 、通所介護(介護予防含む) (1) 、居宅介護支援(1) 、認知症対応型通所介護(1) 、介護予防拠点施設(1) 、訪問介護(介護予防含む) 、包括支援センター(1)
事業内容 障害の重い人から軽い人まで、また、高齢者は要介護3以上と認定された方から、介護予防の人や、 自立した人まで、いろいろな方を対象にした社会福祉事業(第ー種と第二種) 、を実施。また、公益事業も行っています。
職員数(パート含) 495名(2017年3月末)
年間収益(法人全体) 2,165百万円(2017年3月末)
掲載以外に実施している公益的な取組 特養ホーム等での利用料軽減、生活介護での入浴サービス、一人暮らし老人の集い”Yカフェ”
連絡先 担当者 藤原信子
TEL 0548-34-2000(職場・あつまリーナ)
FAX 0548-34-2022(職場)
Email atumari-na@yamabatogakuen.jp または、 sakura@yamabatogakuen.jp
URL http://yamabatogakuen.jp/